火災保険申請サポートとは?リフォーム会社との違いや評判を解説

火災保険を使って、自宅のリフォームや修理を考えている場合、火災保険の活用をサポートをしてくれる会社を目にすることがあるかと思います。

その中で、

「火災保険の申請サポートってなに?」

「リフォーム会社にお願いするのとなにが違うの?」

「リフォームをしたいのに、わざわざ火災保険の申請サポートを使う意味ってあるの?」

あたりに疑問を持たれると思いますが、そういうことに答えてくれているものって少ないものです。

このコラムでは、火災保険申請サポートとリフォーム会社の違いから、実際にどういう順番で工事を進めていくのは良いのかを解説していきます。

目次
火災保険申請サポートとは?
火災保険申請サポートとは、名前の通り火災保険の申請から保険金を受け取るまでをサポートしてくれる業者のことを言います。

「そんなサポートがないと、火災保険って使えないのって?」

って思われるかもしれませんが、火災保険の申請は、保険会社に提出する様々な書類が必要となったり、保険会社の調査員が自宅の状況を確認しにきた場合にはその対応もしなければなりません。

火災保険の保険金を受け取るまでの流れは下記の記事をご参照ください。

個人レベルでは、すべて完結させることは難しいため、このように何かしらのサポートをしてもらわないと火災保険の保険金を受け取ることはできません。

火災保険申請サポートとリフォーム会社の違い
火災保険申請のサポートをリフォーム会社が請け負ってくれるケースもあります。

その場合、一貫して1つの会社に火災保険の申請補助から建物の工事までお願いできてしまうので手間を減らすことができます。

しかし、1つの会社にすべてお願いしてしまうことは、多くのデメリットを抱えることになりますので注意が必要です。

リフォーム会社に火災保険申請を依頼するのはデメリットが多い
火災保険の申請をリフォーム会社に依頼してしまう場合の最大のデメリットは、決定権をリフォーム会社に握られてしまうことです。

最悪、リフォーム会社の言いなりになってしまう恐れがあります。

リフォーム業者の変更がしづらくなる
リフォーム会社に火災保険の申請をサポートしてもらう場合、「その会社でリフォーム工事をします」というのが前提となります。

保険金が認定されたら、全額を見積り通り工事に使う必要があります。

リフォームをするつもりで依頼しているので、問題なさそうにみえるかもしれません。

しかし、提案された工事内容に不満があったり、担当者との相性が悪かったり、対応が不誠実で工事業者を変更したいと後になって思うこともあります。

この場合、工事することが前提になっているので、後から後悔しても変更することができません。

思い切って工事契約を解除するとなると、火災保険の申請でサポートを受けているので多額の違約金を請求される可能性があります。

リフォーム会社は火災保険のプロではない
リフォーム会社は火災保険の専門家ではありません。

火災保険申請のサポートをした経験があれば、一通りのサポートやアドバイスはしてくれると思います。

しかし、リフォームに必要な見積書の費用に対して、全額保険金がもらえる補償はどこにもありません。

保険金の支払う金額を決めるのは、保険会社だからです。

例えば、200万円の工事見積りを提出して、保険会社が100万円しか払わないとなれば、それ以上の保険金をもらうことはできません。

保険金が請求に対して、減額される、まったく認定されないなんてことは良くあることです。

なるべくそういったことを回避できるように考えておく必要があります。

保険金が不足した場合、自費でリフォームしなければならない
上記のように200万円の見積書に対して100万円しか受け取れなかった場合、残りの100万円を自費で支払わなければなりません。

「費用が足りないから工事の内容を変えたい」とお願いしても、

「それでは適切な工事ができない」

「出来上がりに自信が持てない」

「せっかくの機会なので満足できる仕上がりにしましょう」

などと言われてしまい、不足した工事費用を用意しなければならなくなってしまいます。

相談に乗ってくれたとしても、大掛かりな工事内容の変更には難色を示される可能性は高いです。

理由は、売り上げだけでなく、見積書を作るために多大な手間をかけているからです。

見積書の作成は、現地調査から使う資材の試算、準備、工事する人材の確保、スケジュール調整など細かな計算をして作られています。

リフォーム会社内でも時間とお金をかけて作るので相当の手間がかかっているのです。

それを、全部やり直したいというのは、予算が足りないとは言え、すんなりOKをしてもらえるかわかりません。

もちろん、すべてのリフォーム会社がそうした対応をする訳ではなく、可能な範囲で出来るだけの対応をしてくれる良心的な業者もあると思います。

そういう業者に当たれば運が良いですが、家の工事のような大切なことを運に任せるようなことはやめておいた方が無難です。

デメリットを解決する方法
リフォーム会社に一貫してすべてお願いしてしまうデメリットを解説してきましたが、ではどういう順番でリフォームを考えていくのが良いのかを解説していきます。

「なるべく保険金を多く受け取りたい」

「手出しなく、リフォームを済ませるにはどうしたらいいんだろう」

「保険金があまるなら、◯◯を買い換えたい」

など、希望を挙げれば思うことはたくさん出てくると思います。

なるべく自分の思い通りにしていくためにやった方が良いことは、

「火災保険の申請」と「リフォーム」を別に考えるということです。

リフォーム会社にすべてお願いしてしまうと、思うように進まない時にあとから変更がしづらくなります。

こういったデメリットを解消するには、2つのことを分けて1つずつ解決していく必要があるのです。

火災保険申請サポートを利用する
まず、火災保険の申請には火災保険申請サポート業者を使うことをおすすめします。

火災保険申請のプロ業者になりますので、工事をすることを目的としたリフォーム会社との違いは、火災保険申請のサポートは保険金を建物の損害状況に応じてなるべく多く引き出すことにあります。

火災保険申請のサポートは、あなたが火災保険を申請してから保険金を受け取るまでの手間を最小限に減らし、なるべく多くの保険金を受け取る為に存在しているのです。

保険金を得てから予算に応じたリフォームを考える
リフォーム会社に火災保険の申請サポートをお願いしていないということは、当然ですがまだ工事の契約をしていないということになります。

保険金を受け取ってから、工事の検討ができるということです。

予算に応じた提案をこちらからすることができるようになるので、あとになって予算が足りないなんてことに陥ることがなくなります。

経済的な負担が軽減される
「火災保険の申請」と「リフォーム会社」を分けるというのは、1つで済ませることができるかもしれないことを2つにしているので手間がかかります。

しかし、高額な工事費用のかかる家に関わることですので、あとから失敗したと後悔をしないように、色々なリスクを考えながら進めていく方が最終的に良い結果を生むことになります。

また、火災保険で受け取った保険金は使い道は指定されていません。

原則自由とされています。

仮に200万円の保険金を受け取って、リフォームにかかった費用が150万円だとすると、残った50万円の使い道は自由なのです。

貯蓄に回したり、娯楽に使っても問題になりません。

リフォーム会社に火災保険申請のサポートをお願いした場合、「工事見積り=保険金」以下にはならないので、手出しが必要になることはあっても、お金が手元に残ることはほとんどありません。

火災保険申請サポートの評判
火災保険申請サポートも、様々な会社があります。

どういう会社を選べば良いか、判断基準も難しいのではないかと思います。

弊社も、火災保険の申請サポートを専門としておりますので、弊社の給付実績をご参照ください。

※このコラム下に一部の事例を掲載しております。

また、弊社は弁護士事務所と業務協力関係にありますので、法律に遵守した対応をしていきますので、ご検討いただけますと幸いです。

まとめ
この記事では、火災保険の申請とリフォーム工事を、リフォーム会社一貫してお願いをすることのデメリットを中心に解説してきました。

1つの会社にすべてをお願いしてしまうと、どうしても業者が有利な立場になってしまいます。

特に、火災保険の認定は、保険会社が決めるため、費用が足りなくなった場合にリフォーム会社とトラブルに発展する可能性もあるかもしれません。

そうならないためには、手間はかかってしまいますが、「火災保険の申請」と「リフォーム工事」を分けて進めていくことが失敗になりにくい火災保険を使ったリフォーム工事の進め方になります。

火災保険の申請をご検討中でしたら、無料でご相談、建物の調査を行っておりますので、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。